調査・データF-LINE(東京都中央区)は22日、自動運転システム開発のT2(千代田区)と共同で、レベル4自動運転トラックによる幹線物流輸送の公道実証実験を、2025年2月から開始すると発表した。加工食品業界の持続可能な物流を構築するための取り組みの一環で、関東と関西を結ぶ高速道路の一部区間で実施される予定だ。

▲F-LINE西宮でのT2トラック(出所:F-LINE)
F-LINEは、味の素、ハウス食品、カゴメ、日清製粉ウェルナ、日清オイリオグループを株主とし、加工食品物流に特化したノウハウを持つ。今回の実証では、T2が開発した自動運転トラックを使用し、幹線輸送の効率化やドライバー不足への対応を図り、加工食品物流業界での新しい物流の可能性を検証する。
実証実験では、往路はF-LINEの川崎物流センターから西宮物流センター、復路は八尾物流センターから三郷物流センター間で運行。これらの区間で貨物を積載した自動運転トラックが走行し、走行リードタイムやオペレーションパターンの有効性を検証する。実験は自動運行装置が運転操作を代替する「レベル2」自動運転が適用され、すべての走行はドライバーの監視の下で行われるが、将来的には「レベル4」自動運転トラックの導入も視野に入れている。
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