
(出所:イトーキ)
メディカルイトーキ(東京都中央区)は23日、薬剤を自動入出庫できる装置と監査支援システムを一体化した薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」を、システム開発のメディカルフィールズ(神戸市中央区)と共同開発したと発表した。来年4月からの発売を予定している。メディカルフィールズは、薬局向けに特化した調剤監査支援システム「MediMonitor」を開発し、多くの薬局に採用されている。
調剤薬局向けに開発されたDAP with MediMonitorは、小型ロボットが薬剤トレイを入出庫する自動ピッキングシステムで、薬剤のピッキングと監査支援機能を一体化した。これによって、薬剤ピッキング業務でのミスを防止し、薬剤師の人手不足に対応する。
入出庫口と作業スペースをコンパクトにまとめて省スペース化を図り、狭い店舗にも設置できるのが特徴で、8つの入出庫口を備えたことで、一つの作業が完了するのを待つことなく、次の薬剤のピッキングに取り掛かれる。
AI学習機能も搭載され、一定期間の実績データに基づき庫内薬剤トレイの配置を最適化。使用頻度の高い薬剤を入出庫口の近くに自動再配置することで、スムーズに処理ができるようにした。
また、現場経験が豊富な薬剤師の監修で開発されたメディカルフィールズの監査支援システムを搭載したことで、幅広いユーザーに馴染みやすい使い勝手となっている。タブレットを活用した直感的な操作性で、経験の浅い薬剤師や機械が苦手な人も使いやすい。
発売に先駆け、両社は11月2日、3日にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される第18回日本薬局学会学術総会の企業展示会に同機を出展。参加者らに実際に体験してもらう。
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