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日販、文具・雑貨物流で出荷処理能力3倍に

2026年5月28日 (木)

荷主セイノー情報サービス(岐阜県大垣市)は28日、日本出版販売が新物流拠点「N-PORT新座」で倉庫管理システム(WMS)「SLIMS」とロボットマネジメントシステム(RMS)を導入し、自動倉庫「ラピュタASRS」と連携した物流基盤を構築したと発表した。文具・雑貨を中心とする多品種・小ロット物流の自動化を進め、出荷明細の処理能力を従来比で3倍に高めた。

▲「N-PORT新座」で稼働するラピュタASRS(出所:セイノー情報サービス)

日販は、出版物以外の文具・雑貨などの取り扱い拡大に伴い、現場負荷の増加や拠点ごとに異なるシステム・運用、紙伝票による確認・修正作業、属人化した業務運用といった課題を抱えていた。今後の3PL事業拡大も見据え、拠点追加や業務変更に対応できる共通基盤の整備が必要になっていた。

今回導入したSLIMSは、出版物と非出版物が混在する物流への対応や、拠点横断でのデータ一元管理、将来的な拠点追加に対応する拡張性を備える。RMSを介してラピュタASRSと連携し、入出荷データをリアルタイムに管理しながら、自動化設備とWMSを一体で運用する体制を整えた。

▲ASRSを活用した業務の様子(出所:せいノー情報サービス)

N-PORT新座では、ASRSのロボット91台が出荷指示に応じて商品を収納したビンを作業者のもとへ自動搬送する。作業者は棚を歩き回らず定位置でピッキングできるようになり、モニターによる画像・数量指示、ビンの発光、誤ピッキング時の警告灯により、経験の浅いスタッフでも作業しやすい環境を整えた。

導入後は、出荷明細の処理能力が1人1時間あたり90行から300行へ向上した。月間70万行規模のデータも安定処理できるとしている。また、ASRS管理エリアでは棚卸誤差率ゼロを実現したという。

日販は今後、他社商品の3PLサービスを拡大するとともに、主力の出版書籍についてもSLIMSを活用した効率化を進める。

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