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KANADEMONO、ポスターを無在庫化し受注後印刷

2026年5月28日 (木)

荷主パーソナライズ家具ブランド「KANADEMONO」を展開するルームクリップのKANADEMONOカンパニー(東京都渋谷区)は28日、プリンティング運用支援を手がけるグーフ(目黒区)と連携し、アートポスターのオンデマンド供給を始めたと発表した。年間3800枚超を販売するKANADEMONOアートコレクションを対象に、受注後に印刷する供給モデルへ切り替える。

対象は、全54種類のデザイン、全108商品のアートポスター。従来は印刷済みポスターを在庫として保管し、注文後に配送していたが、今回の仕組みでは注文後にプリントし、注文から3営業日後に出荷できる体制を整えた。完成品在庫を抑えながら、品質の再現性と出荷スピードの両立を図る。

▲KANADEMONOとグーフの供給スキーム図(クリックで拡大、出所:KANADEMONOカンパニー)

グーフとの協業では、印刷だけでなく、フレームの在庫管理、キッティング作業、個別配送までを一体で運用する。KANADEMONOは在庫保管スペースや過剰在庫、廃棄リスクを減らしながら、デザイン、サイズ、素材などの商品バリエーションを広げやすくする。原材料費や物流費が上昇するなかでも、在庫関連コストを抑えることで価格据え置きにつなげる狙いだ。

同社は今後、ポスターに加え、壁紙、カーテン、ファブリックなど、ホームファニッシング領域への展開も視野に入れる。EC(電子商取引)連携による供給自動化や、適地生産による物流最適化、BCP(事業継続計画)対応も検討する。

EC事業では、多品種化が進むほど在庫偏在や保管負荷、欠品・過剰在庫のリスクが高まりやすいが、売れた分だけ生産するオンデマンド型の供給により、品ぞろえの自由度と在庫リスク低減を両立させる。家具・インテリア分野でも、商品企画とフルフィルメントを一体で見直す動きが広がっている。

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