財務・人事自動車部品・文具・医薬品・陶器などの物流業務を展開するキムラユニティーは24日、2025年3月期第2四半期の中間決算を発表した。
ことし4月1日-9月30日の売り上げ高は、3.1%増の302億8000万円、営業利益は33.5%増の24億6600万円、最終利益は11.3%増の17億300万円となった。
同社物流サービス事業の売上高は、国内製造事業、中国子会社の広州広汽木村進和倉庫における受注量の増加により、214億200万円(前年同期比4.0%増)となった。営業利益は、主要顧客の工場稼働停止などの影響があったが、国内製造事業の収益力向上により264億(同22.8%増)となった。
モビリティサービス事業の売上高は、車両販売事業における新車販売台数の減少により、715億7000万円(同0.2%減)となり、営業利益は、メンテナンス契約台数の増加により4億8300万円(同29.2%増)だった。情報サービス事業の売上高は、主要顧客からの受注量の増加により11億100万円(同7.2%増)となり、営業利益は売上高の増収により1億5100万円(同53.6%増)となった。
経営成績の概況としては、一部自動車メーカーで8月下旬の台風の影響による工場稼働停止、日米金利差を背景とする円安の進展による国内経済への影響や、物価の上昇傾向が続く中、金利上昇気配の高まりもあり、先行き不透明な状況で推移。また、海外では中国景気の減速や長期化する中東情勢、ウクライナの地政学リスクによる原材料価格の上昇や世界的な物価上昇が続き、海外景気の下振れリスクには注意が必要な状況となっている。
ことし3月期の連結業績予想(2024年4月1日-25年3月31日)は、通期で売り上げ高が2.4%増の630億円、営業利益は7.1%増の44億円、最終利益は4.1%増の52億円とした。
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