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日揮、カナダで大型LNGプラント建設PJ受注

2018年5月8日 (火)

荷主日揮はこのほど、LNGカナダ社がカナダのブリティッシュコロンビア州キティマット地区で計画する大型LNGプラント建設プロジェクトを、米国フルア社と共同で受注することが内定したと発表した。

同プロジェクトは、ロイヤルダッチシェル社がリーダーとして推進する、カナダ西海岸において国内で産出される安価で豊富な天然ガスを液化し、輸出するもの。

これまで、日揮とフルア社で構成されるジョイントベンチャー(JV)を含めた4グループが、LNGカナダ社とLNGプラント建設プロジェクトの交渉を行っていたが、ことし2月にLNGカナダ社は、日揮JVを含めた2グループにEPCコントラクターの候補先を絞り込み、最終交渉を進めていた。

今回LNGカナダ社は、日揮のLNG実績、技術設計、プロジェクト遂行計画、建設現場の安全管理、入札価格やスケジュールなどを総合的に評価した結果、EPCコントラクターとして選定した。正式な受注契約の発効は、2018年中に予定されている最終投資決定後となる。

現在、世界的に供給過剰となっているLNGの需給バランスは、主にアジア圏での需要拡大見通しを背景に2020年代前半に均衡し、その後供給不足になることが予測されている。LNGプラントの建設期間は、4年から5年必要となるため、現在、メジャーオイルなどにより北米などで計画されているLNGプラントの最終投資決定が、2018年から19年以降に実施される見通しとなっている。