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SAP、各種サービスに独自AIのJouleを導入

2024年11月11日 (月)

サービス・商品ソフトウエア開発のSAPジャパン(東京都千代田区)は8日、同社のクラウド購買システム「SAP Ariba」や従業員の管理支援システム「SAP Fieldglass」などに同社の自然言語生成型AIコパイロット「Joule(ジュール)」を組み込んだ最新バージョンを公開すると発表した。

Jouleは、ユーザーからの質問などに対して、SAPが持つポートフォリオやサードパーティのソースからの豊富なビジネスデータをもとに的確な回答を生成する。同社は各種サービスに順次、Jouleを搭載していく。

SAP Aribaでは、ステータス更新のFAQの応答といった日常的な問い合わせ対応の負担を軽減するほか、購買バンドルの推奨やサプライヤー情報の要約も容易に得られる。

SAP Fieldglassでは、時間のかかる人材採用やサービスリクエストが迅速かつ正確に行えるようになる。職務記述書やスコープ・オブ・ワーク(SOW)のテンプレートの自動生成も可能で、開始日や必要なスキル要件なども事前に入力される。

BtoBコラボレーションプラットフォームSAPのBusiness Networkでは、未解決の請求書エラーを構造化して解決策を導きやすくする。さらに、製品やサービスのサプライヤー探しをサポートするSAP Business Network DiscoveryにもJouleが搭載される。

SAP Aribaでは既にJouleを利用可能で、SAP FieldglassとSAP Business Networkについては、年内に導入される予定。同社は「これらの導入によって、支出管理やビジネス・ネットワーク・ソリューション全体で、頻繁に行われるタスクの80%を効率化できる」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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