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川崎汽船の子会社、電動タグボートを建造

2024年11月11日 (月)

▲調印式の様子(出所:川崎汽船)

荷主川崎汽船は8日、同社の連結子会社であるダイトーコーポレーションが、大容量リチウムイオンバッテリーを動力源とする電動タグボート「EVタグ」の建造を決定したと発表した。また同日、川崎重工業とダイゾーとEVタグ建造に関する連携協定の調印式を行った。

同船は、3.2メガワット時の大容量バッテリーを搭載し、バッテリーに充電したグリーン電力により運航し、バッテリー駆動とすることで従来型の重油焚主機を搭載したタグボートと比較して、燃料消費量や二酸化炭素排出量を大幅に削減する。また、新開発した船型や、最新のIoT(モノのインターネット)を活用した船内電力需要の自動制御により、エネルギー消費を最適化することで、省エネルギーかつ高効率な運用が可能になり、従来型タグボート比で60%の二酸化炭素排出量削減を実現する。

同取り組みは経済産業省と国土交通省連携の補助事業にも採択されており、内航船業界の環境への取り組みにおいて大きな役割を担う。

同船は、制御・推進装置の支給とシステムインテグレートする川崎重工の協力の下、造船所であるダイゾーにおいて建造され、2027年5月の完成を予定。その後は、横浜港、川崎港に寄港する船舶の入出港作業に従事して、各港のカーボンニュートラルポート(CNP)形成に寄与する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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