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NECファシリティーズ、設備管理請負業務を開始

2013年6月4日 (火)

ロジスティクスNECファシリティーズは4日、工場やオフィスのインフラ設備向け総合アウトソーシングサービス「FMソリューションNef」の提供を開始した。

新サービスは、工場やオフィスの電気系設備・空調設備・冷熱源設備・自家発電設備・水処理設備などのインフラ設備、運用・点検・保全から省エネ計画の立案・実行、設備のライフサイクルに応じた更新計画の立案・実行、行政対応までの設備管理業務全般を請け負う。

同社では、有資格者数が延べ5000人を超えていることから、インフラ設備管理の領域をアウトソーシングで請け負い、顧客企業が中核的な事業活動に専念できるようにする狙い。

具体的には、インフラ設備の省エネ診断を通して、エネルギーロスを減少させるきめ細かな設備運転やエネルギー効率の良い設備への投資対効果を踏まえた更新計画を提案・実施し、手間の掛かる点検・検針業務にタッチパネルを用いた「フィールドフォースオートメーションシステム」を活用することで工数を20%削減、排水浄化で生じる汚泥を減らし、産業廃棄物処理コストの削減、水の再利用による水コストの削減など、設備運用に関わるコストの削減につなげる。

また、フィールドフォースオートメーションシステムで収集した点検・検針データや設備のトラブル情報などを一元管理する「FM基幹システム」により、同社がNECグループで蓄積したデータと比較分析することで、省エネ提案や事前保全による運用改善などを実施する。

今後5年間で100ユーザへの提供を見込む。