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日立、リスクに強いSCMサービスを販売

2024年11月13日 (水)

サービス・商品日立製作所は12日、データ分析に基づく戦略的調達や包括的なリスクマネジメントに貢献するデータ活用プラットフォーム(PF)「TWX-21サプライチェーンプラットフォーム(TWX-21 SCPF)」を同日から販売すると発表した。災害や事故、地政学リスクなどによる世界的なサプライチェーン(SC)寸断の危険性のいち早い検知やサプライヤー評価情報の自動更新が可能で、事業への影響の把握や初動対応の迅速化などSCの包括的なリスクマネジメントに役立つ。

同PFは、同社の約3万社の調達パートナーと推進するサステナブル調達やレジリエンス向上など調達改革で培ったサプライチェーン構築のノウハウと、グローバルで8万5000社の企業間取引を支えるSaaS型クラウドサービス「TWX-21」の取引データを掛け合わせることで、これまでの調達部門では難しかった正確なデータ分析に基づく戦略的調達を可能にする。

「サプライヤー管理」「SCリスク可視化」の2つのサービスがあり、サプライヤー管理サービスでは、一般的な財務情報に加え、環境や人権への取り組みなどのESG観点や、TWX-21の取引実績に基づき、品質・コスト・納期の観点から取引先を管理、評価する。今後、信用調査やESG評価を行う外部評価機関のデータベースとも連携する予定で、内容の自動更新ができるようになれば、情報は常に最新の状態に保たれる。

また、組織や用途ごとに個別に管理されていたサプライヤーの情報を体系化し一元的に管理できるため、情報収集や検索にかかる手間も省ける。

SCリスク可視化サービスでは、SCのつながりをツリー状に可視化して、2次サプライヤー以降の上流まで含めたSCを分かりやすく管理できるほか、自然災害やインフラ停止などSCの寸断要因になる外的リスク情報をメディア記事やSNSなどから自動的に検知し、影響範囲を迅速に特定する。

リスク管理では、SCのリスク管理サービスを手掛けるResilire(東京都港区)と連携している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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