ロジスティクスローソンとワタミは14日、物流の効率化とCO2削減を目的に、16日から宮崎県と鹿児島県の一部エリアで共同配送を開始すると発表した。両社はことし4月から埼玉県の一部エリアでトラックのシェアリングを開始しており、配送トラックの効率的な稼働を進めてきた。ローソンのトラックで「ワタミの宅食」商品を配送する取り組みは今回が初めて。
土日祝日の配送量が少ない日を対象に、ローソンの物流センターからローソン店舗向けの商品と、1日平均900食のワタミの宅食の商品を積み込み、ローソン店舗とワタミの12拠点(宮崎2拠点、鹿児島10拠点)へ同時に配送することで、輸送コストと環境負荷の削減を図る。今回の協業により、配送効率の向上と年間52トンのCO2排出量削減が期待されている。
ローソンでは昨年12月から順次、働き方改革関連法への対応やCO2排出量の削減、コスト抑制を実現するため、弁当・惣菜・デザートなどのチルド・定温商品の配送回数を1日3回から2回に切り替えを行うなど対応を進めていた。
一方、ワタミの宅食では、全国(北海道、青森、岩手、秋田、鳥取、沖縄除く)516か所の営業所から、平日は1日23万食を配送。土日祝日になると自炊や家族で食事をする機会が増えるなどの理由で、配送数が大きく減少することから1台当たりの積載効率が低く、配送網の効率化が求められてた。
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