関東運輸局、外国貨物船3隻に拘留処分、5月

ロジスティクス関東運輸局は10日、管内の港に入港する外国船舶に対して構造・設備の状態、船員の資格などが国際条約の基準に適合しているかを検査するポートステートコントロール（PSC）で、5月の検査結果を公表した。

5月はPSCを実施した外国船舶107隻のうち、重大な欠陥として是正終了まで出港を差し止める処分を行った船舶は3隻で、いずれも一般貨物船。

拘留処分を受けたのは、シーサービスシッピング社の「SEA SERVICE」、ダリアン・チュアンジーシッピング社の「TAIYO」、タイマリン社の「ITRIP」の3隻で、SEA SERVICEは甲板部員の欠員、TAIYOは貨物倉ハッチカバーと前方甲板昇降口階段の側壁に腐食による破口があったほか、甲板部員が欠員していた。ITRIPは貨物倉ハッチコーミング、ハッチカバーの腐食による破口が確認された。