認証・表彰住友林業(東京都千代田区)は28日、バリューチェーン全体からの温室効果ガス排出量を2050年までにネットゼロにする目標を新たに策定し、18日にScience Based Targets(SBT)イニシアチブに認定されたことを発表した。
同社は18年8月に当時の基準でSBT目標の認定を取得。今回は新たに50年までにネット排出量をゼロにすることを基準に目標を策定。「SBTガイダンス」に従い2030年までの短期目標も更新し、認定を取得した。さらに、SBT目標達成に向けて強いインセンティブがはたらくよう、SBTイニシアチブに基づき定めた温室効果ガス排出削減目標が達成できなかった場合は役員報酬が減額される仕組みとした。
同社の新たな温室効果ガス削減目標(SBT)は、 ネットゼロ目標としてScope1(自社での燃料使用などによる温室効果ガスの直接排出)+Scope2(購入した電力・熱による温室効果ガスの間接排出)削減目標が、2050年までに2021年比90%削減(総量)。Scope3(Scope1、2以外の温室効果ガスの間接排出)削減目標が、2050年までに2021年比97%削減(販売する住宅の延床面積あたり排出原単位)。残余排出量を中和することでネット排出量をゼロにする。
さらに短期目標として、Scope1+2削減目標 :2030年までに2021年比42%削減。Scope3削減目標が2030年までに2021年比51.6%削減。FLAGセクター目標として、FLAGセクターガイダンスに則り、SBTイニシアチブが求める「2025年12月31日を最終日とし、デフォレステーションを停止する宣言」に署名することを掲げた。
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