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東京ト協 年頭所感、ドライバーの地位向上に注力

2025年1月6日 (月)

▲水野功会長(出所:東京都トラック協会)

ロジスティクス東京都トラック協会(東ト協)の水野功会長は1日、2025年の年頭所感を発表した。

東ト協では「ドライバーファースト」の視点に立ち、ドライバーの処遇改善や教育・健康管理等の支援などを通じて、業界の社会的地位の向上に取り組んだ。燃料費負担の軽減に資する支援を都に要請したところ「東京都運輸事業者向け燃料費緊急対策事業支援金」の交付が決定した。また、課題解決に向け必要不可欠とされる「標準的運賃」の届出について東京の届出率が低いことから「会員届出率95%の達成」を目標に掲げ、本部と支部が一体となって会員の届出をサポートし届出促進と活用を呼びかけることで、適正な運賃・料金が収受できる取引環境の整備を図る。

さらに、都民への広報活動の一環としてトラックドライバーの労働環境の改善と働き方改革の推進が必要であることや、トラック輸送が社会のライフラインとして重要な役割を担っていることなどを強くアピールした広告を一般紙(読売新聞東京・多摩版)に掲したところ、読売広告大賞準グランプリを受賞。引き続き対外的広報を継続する。

24年の警視庁管内における事業用貨物自動車が関与した死亡事故発生状況について総件数、会員関与、会員の第一当事者件数とも一昨年より増加したことについては、交通事故の防止に向け、安全教育や健康管理の再徹底を図るとともに、春・秋の全国交通安全運動実施期間中の各種イベントなどを通じて広報・啓発活動に取り組み、トラック輸送の安全のための施策を継続して実施する。

代々木公園で9月15日に行われた「トラックフェスタTOKYO2024」では1万3500人を超える来場者があった。安全と環境保全に対する意識の高揚のほか、石川・能登の震災を受け「災害・復興支援」をサブテーマに開催し、トラックによる被災地への救援物資輸送の役割などもアピールした。

また、全日本トラック協会が主催する「全国トラックドライバー・コンテスト」において、東ト協の代表選手がトレーラー部門で優勝(警察庁長官賞・全ト協会長賞を受賞)したことに触れ、会員へ積極的な参加へ協力を呼び掛けた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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