荷主出光興産は9日、持続可能な航空燃料(SAF)の原料として期待される非可食油糧作物ポンガミアの試験植林を、オーストラリア・クイーンズランド州で今月中旬から開始すると発表した。この試験植林は、ポンガミアの栽培知見を有するアメリカの農業イノベーション企業Tervivaと共同で実施し、同社への出資も行った。日本企業による同作物の試験植林は初の試み。
ポンガミアは、東南アジアやオセアニアに自生するマメ科植物で、食用には適さないが、種子から得られる油がSAFの原料として有望視されている。試験植林は、オーストラリアの石炭資源会社Stanmoreの協力のもと、同社が管理する50ヘクタールの石炭鉱山周辺地で行われる。
出光興産は、2030年までに年間50万キロリットルのSAF供給体制の構築を計画しており、徳山事業所で28年度から年間25万キロリットルのSAF生産を目指す。
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