調査・データ特許などをもとに企業の技術力評価を手掛けるパテント・リザルト(東京都文京区)は22日、自動車メーカー各社が持つ自動運転関連技術について、同社の特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて分析した結果を、「グローバルスコアランキング」として公表した。1位はトヨタ自動車で、2位は米FORD MOTOR、3位は本田技研工業という結果だった。
調査では、自動運転関連技術について、日本と米国、欧州、中国の主要4国・地域における個別特許の注目度を「パテントスコア」として得点化。その得点を合計したうえで、特許の質と量を総合的に評価した。
1位のトヨタは日本、米国、中国特許の寄与が大きく、「電気自動車の充電計画を時間帯別に最適化し、高効率配車を実現する充電効率管理付き配車システム」や「障害物を避けるための回避経路設定と効率的な車線変更制御を行う自動運転支援システム」などの注目度が高い。
2位のFORDは米国、中国特許の寄与が大きく、「車両の車線位置を検知し、運転者または自動運転システムに通知するための車両両側のカメラ映像を用いたニューラルネットワーク技術」や「車載センサーデータと周辺車両からの情報を活用してリスク評価を行い、リスク低減アクションを自動的に実行する車両用の運転支援システム」などが注目されている。
3位のホンダも日本、中国、米国特許の寄与が大きく、「運転乗合アプリケーションのための効率的な配車運用を実現するライドシェア管理装置」や「異常検知に基づき車両の制御内容を変更する車両制御装置」などの注目度が高い。
4位は米・アルファベット傘下の自動運転車開発会社、Waymoで、5位に日産自動車が入った。
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