サービス・商品カーナビアプリなどの開発・運用を手掛けるナビタイムジャパン(東京都港区)は4日、同社の道路交通分析システム「道路プロファイラー」に3つの機能を追加したと発表した。道路単位の渋滞状況や、出発地・到着地の分析、施設情報を加味した分析が可能になる。
道路プロファイラーは、同社が運用するカーナビアプリ、「カーナビタイム」「NAVITIMEドライブサポーター」などの利用者から同意を得て取得した情報をもとに、自動車の平均速度や走行経路、所要時間などをWeb上で集計。分析して可視化する。自治体や建設コンサルタント業界などで利用されているが、「道路の利用状況などをより細かく把握したい」との要望があり、機能の充実を図った。
追加されたのは、区間速度分析とOD分析、地物情報アップロード機能の3つで、渋滞対策やマーケティングなどに活用できる。
区間速度分析は、特定の交差点間など道路区間単位で走行車両の速度などを分析できる。集計結果を道路区間別・時間帯別に色分けした「速度モザイク図」として表示することができ、道路整備の効果検証や慢性的な渋滞箇所の把握・抽出などが可能になる。
OD分析は、特定の道路を通過した自動車の出発地・到着地を分析できる機能で、市町村単位で出発地や到着地を表形式で表示できる。これによって、商圏や移動範囲など、道路の利用特性を狭域・広域の両方で把握できる。
地物情報アップロード機能は、各分析結果の画面に特定の地点や施設情報を重ねて表示できる機能で、施設周辺の渋滞状況や自動車で訪れる数などの傾向を可視化する。
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