調査・データ中国物流連合会は11日、2024年の中国国内における物流運行状況を分析した結果を発表した。全社会の物流コスト削減施策の推進により、物流の運行環境が改善し、市場規模の拡大が続いたことが報告されている。
24年の全国社会物流総額は36兆600億元で、前年同期比5.8%増加し、成長率は23年より0.6ポイント上昇した。四半期別では第1四半期5.9%増、第2四半期5.7%増、第3四半期5.3%増、第4四半期5.8%増と、年間を通じて安定した成長を示した。
工業品物流の総額は31兆8400億元で、前年同期比5.8%増加した。特に新興産業の成長が目立ち、集積回路や光電子デバイスの物流量は15%以上増加し、サービスロボットや産業用ロボットの物流量もそれぞれ15.6%、14.2%増となった。また、電子商取引の拡大により、実物商品のオンライン小売総額は6.5%増加し、宅配便の取扱量は1700億件を超え過去最高を記録した。輸入物流の総額は18兆4000億元で、前年比3.9%増となり、半導体関連製品の物流量は12.4%-14.6%増加した。
物流供給の拡大も進み、24年の物流業総収入は13兆8000億元で、前年同期比4.9%増加した。全国の物流関連法人は90万以上、個人事業主は810万以上に達し、物流業従事者は5500万人を超えた。
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