イベントYEデジタル(北九州市小倉北区)は20日、2月13日に畜産業界の物流課題をテーマとしたウェビナー「畜産業界における2024年問題の振り返り 飼料流通の取り組み」を開催したことを報告した。飼料メーカーや配送業者、畜産農家などが参加し、飼料流通合理化の現状や今後の展望について意見が交わされた。
ウェビナーでは、宮崎県庁とJA宮崎経済連の担当者が登壇し、「時間外労働の上限規制」による影響や飼料配送ドライバー不足の課題解決策について説明した。宮崎県庁の担当者は、配合飼料の輸送に関する労働環境改善の事例を紹介し、配送ドライバー不足や飼料の無駄発注の解消に向けた具体策を提示。JA宮崎経済連の担当者は、自動化技術の導入や効率的な配送ルートの設定、地域間の協力体制強化などの対策を共有した。
ウェビナー後に実施したアンケートでは、農林水産省が推進する『飼料流通合理化事業』を「知っていた」との回答が61.9%、そのうち17.7%の方が「今後も飼料流通合理化に前向きに取り組みたい」と回答した。また、38.1%が「このウェビナーで飼料流通合理化事業を初めて知った」と回答。既に、一部地域(北海道や宮崎など)では飼料流通の取り組みが始まっており、今回のウェビナーをきっかけに、他の地域でも取り組みが促進されることが期待される。他県の事例を参考にして、飼料流通合理化の取り組みを進めたいとの声も寄せられたという。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com