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公取委、荏原製作所に下請法違反で勧告

2025年2月20日 (木)

行政・団体公正取引委員会(公取委)は20日、荏原製作所(東京都大田区)に対し、下請代金支払遅延等防止法(下請法)違反が認められたとして勧告を行った。

荏原製作所は、下請事業者に自社が製造販売する標準ポンプ、カスタムポンプなどの製造を委託。その際、自社が所有する木型、金型、治具、工具などを貸与していたところ、当該木型などを用いて製造する製品および部品の発注を長期間行わないにもかかわらず、合計8900型を無償で保管させることにより下請事業者の利益を不当に害していたとされた。

公取委は荏原製作所に対し、下請事業者に無償で保管させた木型などの保管費用に相当する額を、公取委の確認を得た上で下請事業者に対して速やかに支払うこと。今後、下請事業者に対し不当な経済上の利益の提供要請を行わないことなどを取締役会の決議で確認すること。下請法の遵守体制を整備することなどについて勧告を行った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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