調査・データタナベコンサルティンググループは5日、「2025年度 企業経営に関するアンケート」の結果を発表した。調査は「経営戦略セミナー2025」参加者や全国の経営者を対象に実施され、企業の経営方針や業績見通しについて分析した。
調査によると、2025年度の業績見通しは「増収増益」と回答する企業が増加し、「減収減益」の回答が減少する傾向が見られた。一方で、「不明」とする企業も増加しており、不確実性の高さも浮き彫りになった。特に中堅・中小企業は「新商品・新事業開発」を重視し、大企業では「グローバル戦略策定」が主要な経営テーマとなった。企業規模別に見ると、大企業の52.4%が増収増益を見込んでおり、中小企業も2024年度の36.0%から41.4%に増加する見込みとなっている。
重点テーマでは、「収益改善」が全体の55.6%を占め、次いで「新商品・新事業開発」が44.5%、「人的資本経営・人材育成・採用」が33.3%となった。特に「人的資本戦略」では、「人材育成プログラムの充実」(52.4%)と「人材採用戦略の強化」(48.6%)が企業の優先課題として挙げられた。また、DX戦略では「データ分析・活用体制の構築」(33.2%)が最も高く、企業がデータ活用を重視している傾向が示された。
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