サービス・商品日本規格協会(東京都港区)は3月5日、化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)の最新改訂版となる「英和対訳 化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)改訂10版」を3月14日に発行すると発表した。本書は国際連合が2023年に発行したGHS改訂10版の原文を英和対訳形式で収録し、化学品の輸送や取扱業務に関わる企業・団体向けに提供される。
GHSは、化学品の危険有害性を国際的な基準で分類し、その情報をラベルや安全データシート(SDS)に記載することで、労働安全や環境保護を目的とする制度である。03年に国際連合から勧告され、各国で導入が進められている。しかし、国ごとに表示方法や分類基準が異なることで、国際物流において情報伝達の不統一が課題となっていた。今回のGHS改訂10版では、化学品のラベル表示やSDSの作成基準がより明確化され、国際物流での安全性向上が期待される。
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