
▲Terra AC Wallbox 普通充電器(出所:ABB)
サービス・商品ABB(東京都品川区)は6日、自社の急速充電器「Terra DC」シリーズおよび普通充電器「Terra AC Wallbox」と、eMotion Fleet(東京都西新宿)の「EV運行・エネルギー管理システム(FMS/EMS)」がOCPP(オープンチャージポイントプロトコル)接続テストを完了し、システム連携を実現したと発表した。これにより、ABB製充電器の遠隔監視・制御が可能となり、充電データのリアルタイム取得や運行計画に応じた最適な充電管理が行えるようになった。
今回の連携により、車両運行管理者はeMotion FleetのFMS/EMSを活用し、ABB製の充電器を効率的に運用できるようになる。デマンドコントロール機能を利用することで、電力供給のピーク時間帯を避けた充電が可能となり、電力コストの削減や電力網の負荷軽減が期待される。特に「Terra DC」シリーズは、高速道路のサービスエリアやコンビニエンスストアなど、短時間の滞在が想定される場所での急速充電に適しており、最大出力150キロワットで1台を充電する「ブーストモード」も利用可能だ。
一方、Terra AC Wallboxは家庭やオフィス、商業施設向けの普通充電器で、6キロワットの出力に対応し、過電流・過電圧保護機能を備えている。2022年の販売開始以降、日本国内では自動車ディーラーを中心に1100台以上が販売され、24年には日本自動車研究所認証センター(JARI)の認証基準に適合し、次世代自動車振興センター(NeV)の補助金対象となる。
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