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消防庁、移動タンクの不適合車両は14%に増加

2025年3月6日 (木)

調査・データ消防庁は、2024年11月に全国の消防機関が実施した「移動タンク貯蔵所(タンクローリー)等の立ち入り検査」の結果について共有した。

移動タンク貯蔵所等における基準不適合等車両の割合は14.29%で前年比0.78ポイント増加した。

移動タンク貯蔵所における無許可車両数は49台であり、昨年の結果と比較し41台減少した。違反事例は、容器への詰替えを行うことを目的とする移動タンク貯蔵所の注入ホースの先端部の注入ノズルについて、手動開閉装置を開放の状態で固定する装置を備えた注入ノズルに無許可で変更を行っていた事例や、手動開閉装置を開放の状態で固定できるように無許可で改造した事例が30台となっており、無許可車両数49台の内6割を占めた。また、移動タンク貯蔵所における立入検査の重点項目として挙げている定期点検に係る義務違反は844台であり、昨年と比較して21台減少したものの、依然、他の項目と比べても非常に違反台数が多かった。

これらの結果を踏まえ、移動タンク貯蔵所の位置、構造または設備の変更に係る変更許可申請、定期点検の実施および点検記録などの備え付け、電気設備または接地導線の維持管理、危険物取扱者の保安講習受講、乗車および免状携行を徹底するよう周知した。また、危険物運搬車両に関しては運搬する危険物に適応する消火設備の設置、転倒・落下防止措置をはじめとした適切な積載方法を徹底事項として挙げた。さらに危険物運搬車両において必要なイエローカード又は容器イエローカードの携行の徹底するよう周知した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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