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東京建物、仙台市で物流施設着工し東北へ進出

2025年3月6日 (木)

▲T-LOGI仙台(仮称)外観イメージ(出所:東京建物)

拠点・施設東京建物は6日、同社として東北初の物流施設となる「T-LOGI仙台(仮称)」(仙台市宮城野区)の建設に着手したと発表した。完成は2026年6月を予定している。

建設予定地は、仙台東部道路と三陸道の仙台港北インターチェンジ(IC)から2.6キロに位置し、東北道や常磐道などとのアクセスも良く、東北地方や首都圏への長距離配送拠点としての活用が期待できる。また、仙台駅まで14キロで仙台市内への配送拠点としても優れている。

(クリックで拡大、出所:東京建物)

施設はマルチテナント型で、仙台市内の大規模物流施設としては数が少ない4層スロープ型となる。バースには33台収容可能で、6台分のトラック待機場所も設ける。普通駐車場は小型・軽乗用車専用を含めて117台分を確保する。

倉庫床の最小区画面積は5600平方メートルで、各分割区画に荷物用エレベーター、垂直用搬送機を1基ずつ配置する。梁下有効天井高は各階とも5.5メートルで、柱スパンは幅10.4メートル、奥行き10.3メートル、床荷重は1階が1平方メートル当たり2.0トン、2-4階が同1.5トンとなる。

厚生面では、男女それぞれのトイレを各階と3、4階の倉庫内に設置。2階にはテナントで働く従業員が利用できるラウンジを設け、働きやすさにも配慮する。

環境への配慮では、他の「T-LOGI」シリーズ同様、屋上に設置した太陽光パネルで発電した電力を商用電力とあわせて施設内で自家消費する。物件内で消費しきれない余剰電力は、仙台市内で東京建物が所有するオフィスビルに送電して活用する。こうした自家発電と自家消費の仕組みで、BELS最高ランクのZEB認証の取得を予定している。

「T-LOGI仙台」(仮称)概要
所在地:宮城県仙台市宮城野区中野字掃沼27-1他
敷地面積:1万8420平方メートル
延床面積:4万2269平方メートル
構造:4階建て、S造
管制:2026年6月(予定)
アクセス:仙台東部道路、三陸道・仙台港北ICから2.6キロ、JR仙石線・多賀城駅から1.8キロ

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LOGISTICS TODAY編集部
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