サービス・商品ダイヤサービス(千葉県千葉市)は7日、ドローン運航の安全性と品質を客観的に評価する新サービス「D-LOSA」の提供を開始したと発表した。このサービスは航空業界の安全監査手法をドローン運航向けに最適化したもので、2025年3月から本格展開する。

(出所:ダイヤサービス)
ドローンサービス分野では、これまで技術的スキルの向上に主眼を置いてきた。しかし実際の運航現場では、機材トラブルや操作ミスだけでなく、コミュニケーション不足や判断ミスなど「ノンテクニカルスキル」に関する課題が潜んでいる。同社は運航現場での経験を基に、100項目の詳細なチェックリストを作成した。
D-LOSAの特徴は、第三者による客観的な評価にある。同社スタッフが運航現場を直接評価し、操縦者や安全管理者、監視員など全員のパフォーマンスをスコア化する。評価結果は5段階でランク付けし、優れた運航現場には「FLY SAFE認定」を付与する。料金は簡易評価プランが8万円から、現場訪問評価プランが25万円からとなる。
同社は今後、業界団体や公的機関との連携を強化し、ドローンサービス分野全体の安全意識向上を目指す。測量、農薬散布、点検、物流、防災など幅広い分野でのドローン活用が進む中、本サービスを通じて安全な運航体制の確立を支援していく方針だ。
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