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ドローン配送市場は2030年に334億ドル規模に

2025年3月7日 (金)

調査・データ調歳会社のリサーチ・アンド・マーケッツ(アイルランド)は6日、世界のドローン配送市場が2030年までに334億ドル規模に成長するとの調査レポートを発表した。

同社の調査によると、ドローン配送市場は24年の50億ドルから年平均成長率37.3%で拡大する見通し。AI(人口知能)と自律航行技術の進歩により、天候や交通状況を分析した最適ルートの設定が可能になった。医療品や食品など緊急性の高い配送で導入が進み、都市部の渋滞回避や過疎地域へのアクセス改善にも貢献している。

30分以内の短距離配送セグメントは30年までに181億ドル規模へと拡大する見込みで、30分以上の配送に関しても分析期間中は年平均38.9%の成長を続けるという。アメリカ市場は24年時点で15億ドル規模に達し、中国市場は年平均成長率34.8%で46億ドル規模まで成長すると予測している。アマゾンやDHL、フェデックスなど大手物流企業各社が実証実験を開始している。

電動ドローンは従来の配送車両と比べてCO2排出量を削減できる利点から企業の環境目標達成に向けた取り組みとしても注目を集めており、今後は都市部での小型荷物配送や食品デリバリーなど用途の多様化が進むと見られる。気象条件や飛行ルート規制などの課題はあるものの、AI技術の発展により安全性と信頼性の向上が期待されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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