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国内初のSAF大規模製造設備が完成、コスモ石油

2025年3月7日 (金)

拠点・施設コスモ石油(東京都港区)は7日、国内初となる廃食用油由来の持続可能な航空燃料(SAF)大規模製造設備の竣工式を堺製油所で開催したと発表した。同社は日揮ホールディングス、レボインターナショナルと共同で設立したSAFFAIRE SKY ENERGY(サファイア スカイ エナジー、横浜市西区)を通じて、4月から年間3万キロリットルの供給を開始する。

▲堺製油所で開催した竣工式(出所:コスモ石油)

この設備は国内初の国産SAF量産拠点として注目を集める。サファイア スカイ エナジーは2022年11月の設立以来、廃食用油の調達からSAF製造、品質管理、航空会社への供給までの一貫したサプライチェーンの構築に取り組んできた。製造するSAFは国際的な持続可能性認証「ISCC CORSIA」を取得済みだ。

同社は23年4月から「Fry to Fly Project」を展開し、家庭や飲食店から排出される廃食用油の回収網を整備してきた。このプロジェクトには現在200の企業や自治体が参画し、廃食用油の回収とSAFの認知拡大に協力している。

竣工式には経済産業省や国土交通省の幹部、NEDOの関係者らが出席した。航空業界の環境負荷低減に向けて期待が高まる中、4社は連携を強化し、持続可能な未来の実現に向けて取り組みを加速する構えだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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