
▲能登半島地震の被災地域で活動する学生ボランティアと「Dトラ」(出所:日本特種ボディー)
認証・表彰日本特種ボディー(埼玉県越谷市)は7日、能登半島地震の被災地支援に向けて開発した災害支援専用車「Dトラ」が、「ソーシャルプロダクツ・アワード2025」(SPA2025)で「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞したと発表した。同車両は、日本ソーシャルワーク教育学校連盟と共同開発され、学生ボランティアによる物資や家財の運搬を効率化することを目的としている。
Dトラは軽トラックをベースにした災害支援専用車両で、四輪駆動による高い走破性、オートマ仕様による運転の容易さ、特殊フレームによる荷物固定機能を備えている。さらに、LED照明を搭載し、夜間の作業を支援する仕組みも整えた。能登半島地震の被災地では24年8月に初号機が導入され、1か月間にわたり支援物資の運搬や災害ごみの回収活動に使用された。これにより、学生ボランティアが効率的に作業できる環境が整えられた。
NTBグループは今後、Dトラの量産化を進め、ソーラーパネルと大容量充電器を搭載した完全自立型のモデルの開発に取り組む。これにより、支援物資の積み込み作業だけでなく、被災地での電力供給機能も強化される。また、自治体への販売やレンタルの拡充を図るとともに、日本財団や日本赤十字社などの支援団体への導入を促進し、災害支援のさらなる強化を目指す。
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