国際国際フォワーダー大手キューネ・アンド・ナーゲル(スイス)と船社大手ハパックロイド(ドイツ)は11日、持続可能な海上輸送分野で初の共同取り組みを開始すると発表した。ハパックロイドの低炭素輸送サービス「Ship Green」を活用し、代替船舶燃料「SMF」(Sustainable Marine Fuels)を用いた海上輸送でCO2排出削減を進める。
対象は2026年4月から12月までの東アジア-北欧航路で、3300TEU分の輸送をカバーする。両社は、廃棄物や残渣由来のバイオ燃料1000トンを活用し、Well-to-Wake(ライフサイクル全体)ベースで2979トンのCO2e排出削減を見込む。
今回は「ブック・アンド・クレーム」と呼ばれる管理手法を採用。実際に特定貨物を積載した船舶で代替燃料を使用するのではなく、ハパックロイド運航船全体で使用されたバイオ燃料由来の排出削減量を証書化し、利用顧客側へ割り当てる仕組みだ。物理的な燃料供給制約を受けにくく、スコープ3排出量削減を進めたい荷主や物流事業者にとって導入しやすいモデルとして広がりつつある。
海運業界では、グリーンメタノールやアンモニアなど次世代燃料への移行が進む一方、供給量やコスト面の課題が残る。廃食油などを原料とするバイオ燃料は、既存船舶を活用しながら排出削減を進める「橋渡し」の燃料として位置付けられている。
ハパックロイドは2045年までの船隊ネットゼロ運航を掲げており、キューネ・アンド・ナーゲルも2050年までのバリューチェーン全体でのネットゼロ達成を目標としている。両社は、透明性ある排出データと市場ベースの削減手法を通じ、顧客企業の脱炭素需要への対応を強化する。
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