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TSR、2月ゼロゼロ融資利用後倒産33件9か月連続

2025年3月11日 (火)

調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は10日、コロナ関連の資金繰り支援策の「ゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)」を利用した企業の倒産が、2025年2月は33件(前年同月比23.2%減)だったと発表した。

「ゼロゼロ融資」利用後倒産は2024年11月から4か月連続で30件台にとどまり、9か月連続で前年同月を下回った。なお、ゼロゼロ融資を利用後の倒産は2020年7月から累計1858件に達した。

同社は、2024年4月にピークを迎えたゼロゼロ融資の返済開始が資金繰りへの影響を懸念されたが、返済猶予やコロナ借換保証などの資金繰り支援が下支えしているようだと分析した。一方で、政策金利の引き上げを受け、金利負担を吸収するだけの収益向上が経営課題となっている。このため過剰債務から抜け出せず新規事業への転換が難しい企業は、市場退出を迫られる可能性も出ているとした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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