環境・CSRコスモ石油は12日、大阪府吹田市と持続可能な航空燃料(SAF)の普及促進に関する協定を締結したと発表した。これにより、吹田市で回収された廃食用油をSAFの原料として活用し、国産SAFの生産拡大を目指す。協定には、日揮ホールディングス、レボインターナショナル(京都市下京区)、SAFFAIRE SKY ENERGY(横浜市西区)も参加している。

▲協定締結式の様子(出所:コスモ石油)
吹田市はこれまで、公共施設で廃食用油の回収を行い、資源化に取り組んできた。今回の協定に基づき、吹田市内の市庁舎や図書館など15か所で回収された廃食用油をレボインターナショナルが収集し、2024年12月に完成したSAFFAIRE SKY ENERGYの製造設備(コスモ石油堺製油所内)に運搬する。これにより、年間2万7000リットルの廃食用油が国産SAFの原料として再利用される見込みだ。自治体が提供するSAF原料の量としては全国最大規模となる。
また、市立小学校35校と市立保育園14園で排出された廃食用油もSAFの原料として活用する。さらに、コスモエネルギーグループの市内サービスステーションでの回収も検討中だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com