環境・CSRコスモエネルギーホールディングスは14日、グループ会社のコスモ石油マーケティング(東京都港区)が北日本石油(東京都中央区)、ハジャイ(福島県会津若松市)、レボインターナショナル(京都市下京区)と連携し、福島県会津地域の飲食店やキッチンカーから廃食用油の回収を開始したと発表した。回収した油は、コスモ石油が出資する合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの工場(大阪府堺市)で、持続可能な航空燃料(SAF)の原料として活用する。
同社グループは、日揮ホールディングス、レボインターナショナルと共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給までのサプライチェーン構築を進めている。2022年には新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、24年12月25日にはSAF製造設備が完成。現在は国内の廃食用油を原料とした年間3万キロリットルのSAF供給を目指している。25年度以降、調達から供給までのSAFサプライチェーンを国内で構築する計画だ。
この取り組みは、廃食用油の資源化を通じて温室効果ガスの削減と、会津若松市のごみ減量に貢献する。さらに、観光庁が策定した「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」に基づき、地域一体となった持続可能な観光地の構築を目指す。同事業では、コスモ石油マーケティングが全体の取りまとめを担当し、北日本石油が回収拠点を設置、ハジャイが廃食用油排出者との連携を行い、レボインターナショナルが回収・運搬を担う。
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