キャセイ、貨物と持続性で航空業界功績賞受賞

認証・表彰キャセイパシフィック航空（香港）は13日、「第51回エア・トランスポート・ワールド（ATW）」の航空業界功績賞において、「カーゴ・オペレーター・オブ・ザ・イヤー」と「エコ・エアライン・オブ・ザ・イヤー」の2部門で受賞したと発表した。キャセイカーゴの技術革新と物流効率の向上が評価され、また環境対応においてはアジアの航空会社として初の受賞となった。

キャセイカーゴは、香港国際空港と中国広東省東莞を結ぶ複合輸送サービスを展開しており、事前貨物受け取りと海上・航空輸送の組み合わせによってグレーター・ベイ・エリアの物流効率を向上させている。2024年には、新たなAPIを導入し、フォワーダーが予約プラットフォーム「Click & Ship」にアクセス可能にしたほか、エクスプレス配送サービス「Cathay Courier」を刷新し、個別荷物の追跡機能を追加した。また、国際航空運送協会（IATA）の「ONE Record」データプロトコルを導入し、デジタル化による貨物管理の効率化を進めた。

サステナビリティの分野では、持続可能な航空燃料（SAF）の導入を推進し、香港空港をはじめとする世界各地でSAFの給油を成功させ、環境負荷の低減に貢献している。さらに、機内でのプラスチック使用削減を進め、19年に1人当たり7.7個だった使い捨てプラスチック製品の使用を24年には2.6個まで削減した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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