
▲CPD西宮北WEST外観(出所:三菱HCキャピタル)
拠点・施設三菱HCキャピタル(東京都千代田区)は17日、同社の連結子会社であるセンターポイント・ディベロップメント(東京都千代⽥区、CPD)が組成する特定目的会社を通じて開発を進めていた兵庫県神戸市のマルチテナント型物流施設「CPD西宮北WEST」を2月28日に完成したと発表した。
「CPD西宮北WEST」は延床面積6万5670平方メートルの物流施設で、中国自動車道「西宮北」インターチェンジ(IC)より2キロ、物流拠点が集積する阪神流通センターに近接している。新名神高速道路、阪神高速7号北神戸線の各高速道路へのアクセスも容易で、関西圏への近距離配送のみならず、広域配送拠点としての活用も期待される。神戸電鉄三田線「岡場」駅より徒歩5分の好立地にあることから、労働力の確保においても優位性を有している。

▲トラックバース(出所:三菱HCキャピタル)
地上4階建ての耐震構造の施設は1フロア3700-4200坪の賃貸区画を有しており、床荷重1.5トン/平方メートル、柱スパン11.5メートル×10.4メートル、梁下天井有効高5.5メートルと、最新型物流施設の仕様を備えている。最大4区画に分割が可能で、1階と3階には各36台(計72台)が接車可能なトラックバースを設け、庫内には荷物用エレベーターを8基、垂直搬送機を8基設置している。
また、外壁に断熱性能の高いサンドイッチパネルを採用したほか、高効率空調設備の設置、全館省電力型LED照明を備えるなどの省エネ対策を施すことで、環境負荷低減に配慮した施設としてCASBEE(建築環境総合性能評価システム)「Aランク」、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)「5スター」およびZEB Ready(建築物の一次エネルギー消費量に関する評価)の評価を獲得している。
なお同敷地内に最小区画1500坪から入居可能なマルチテナント型物流施設「CPD西宮北EAST」(地上6階建て、延床面積23万9629平方メートル)の開発を進めており、7月末の竣工を予定している。
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