ロジスティクス国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発(NEDO、神奈川県川崎市)は18日、沖縄県で採取した食用に適さない植物の種子から生成した国産SAF(持続可能な航空燃料)を用いたフライトを3月25日に実施すると発表した。日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航するJTA565便(那覇発宮古島行き)で使用される。沖縄県内路線での国産SAF使用は初めてとなる。
本取り組みは、NEDOの助成事業「バイオジェット燃料生産技術開発事業」の一環として行われる。J-オイルミルズが沖縄県管理道路の街路樹から落下したテリハボクおよびポンガミアの種子を活用し、独自の搾油・精製技術を開発した。生成したニートSAFは国際品質規格「ASTM D7566 Annex A2」に適合し、太陽石油が従来のジェット燃料と混合して航空機用燃料として供給する。JTAはこのSAFを使用し、沖縄県内での循環型エネルギーの地産地消と脱炭素社会の実現を目指す。
日本の航空業界では、2030年までにジェット燃料使用量の10%(172万キロリットル)をSAFに置き換える目標を掲げており、安定供給の確立が求められている。
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