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タイガー、シリーズ集大成「トラックメイトPro5」発売

2025年3月26日 (水)

▲茂岡賢明社長(出所:タイガー)

ロジスティクスタイガー(東京都千代田区)は26日、運送業向け販売管理システムの新製品「トラックメイトPro5」を発売した。同社の茂岡賢明社長は、「20年以上の歴史を持つトラックメイトシリーズの集大成であり最終形」と位置付ける。運送会社の基幹業務支援に加え、ことし4月義務化の「実運送体制管理簿作成支援」機能を搭載した。

運送業界は、2024年問題に伴う労働時間規制、点呼制度厳格化など変革期にある。25年4月からは、元請け事業者に実運送体制管理簿の作成が義務付けられ、下請けとの適正な取引確保が求められる。国交省によると、7割超の事業者が下請けを利用しており、多重下請け構造の中で適正運賃確保が課題だ。

トラックメイトPro5は、こうした状況に対応。新たに搭載された実運送体制管理簿作成支援は、管理簿作成の煩雑さを解消する。請負い階層や実運送会社名などの情報を表形式で一括登録できるほか、必要に応じて管理簿の出力が可能。法改正に対応し、業務効率化とコンプライアンス強化の両立を支援する。既存の運賃請求入力、経費管理、支払い管理機能と組み合わせることで、包括的に業務効率化をサポートする。茂岡社長は、「現状の業務にあったシステムとしては完成された。自信を持ってお届けできる」と語る。

シリーズは中小運送会社を中心に1500社以上の導入実績を持つ。販売管理からスタートした経緯から、「請求や案件管理に強みがある」(茂岡社長)という。Pro5では、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も強化。得意先別売上推移グラフ機能も追加した。

同社担当者は、「義務化は新たな負担になる可能性がある。現場の声を反映し、シンプルで直感的に使えるよう設計した。『トラックメイトPro5』が業界を支えるツールとなれば幸いだ」とコメントした。導入に関する問い合わせは同社ホームページから。IT導入補助金の活用支援も行うという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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