サービス・商品traevo(トラエボ、東京都港区)は27日、車両動態管理プラットフォーム「traevo Platform」に新機能「滞留時間記録オプション」を31日に追加すると発表した。この機能により、目的地への到着・出発時刻を自動で記録し、施設内の滞留時間を正確に把握できる。
従来、トラックドライバーが作業の開始時刻や終了時刻などの作業状態をデジタルタコグラフに手動で入力する必要があった。手動入力方式の場合、ドライバーが忙しい時に入力を忘れたり、誤った時刻を入力してしまったりするなど、人為的なミスが頻繁に発生していた。新機能では、配送先や荷積み場所などの目的地にジオフェンスと呼ばれる仮想的な境界線を設定し、GPSを活用して車両の位置情報をリアルタイムで追跡する。これにより、ドライバーによる手動操作を必要とせず、システムが自動的に車両の入出場を検知し、より正確で信頼性が高く、時間を管理する。
「滞留時間記録オプション」は、物流業務の効率化を目指す事業者向けのサービスとして、目的地1000件までの登録を月額1万円という手頃な価格で提供する。さらに、リアルタイムでの物流管理を強化する「着発通知オプション」では、車両の発着状況をメールで即時通知し、関係者間での情報共有を円滑にする機能を1000件まで月額3万円で利用可能だ。これらの機能は、トラックドライバーの労働環境改善を目指す新物流二法において重要視される荷待ち時間の短縮対策として、効果的なソリューションを提供する。
traevo Platformは2022年の設立以来、デジタルタコグラフやドライブレコーダーなど各種車載機器のデータを一元管理するプラットフォームとして展開。荷主・運送事業者・着荷主間での情報共有を実現し、既存設備を活用した物流効率化を推進している。
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