環境・CSR飯野海運は4日、石油資源開発と共同で進める太陽光発電所事業の第1号案件として、秋田県男鹿市に「秋田申川太陽光発電所」を建設すると発表した。石油資源開発が所有する遊休地を活用し、発電所は飯野海運が100%出資する合同会社が保有、ことし12月の運転開始を予定している。
発電容量は500キロワットで、想定年間発電量は72万キロワット。これは飯野海運が都内に所有するオフィスビルの年間電力需要の3%に相当する。発電した電力は「電力価値」と「環境価値」に分けて活用され、「電力価値」は卸売市場へ売電、「環境価値」は証書化し、不動産事業向けに供給される。これにより年間291トンのCO2削減が見込まれる。
物流面では、発電所建設のための資機材や設備の輸送が今後本格化すると見られ、調達・建設(EPC)や保守(O&M)体制においても安定した輸送ネットワークの整備が求められる。両社は2030年までに合計3メガワット規模の発電所開発を目指しており、今後も再生可能エネルギーの活用による脱炭素化と、エネルギー供給の分散化を進める。
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