調査・データ帝国データバンク(東京都港区)は8日、2024年度の企業倒産件数(負債1000万円以上の法的整理が対象)について集計し、分析を行った。
2024年度の倒産件数は1万70件(前年比13.4%増)となり、3年連続で前年度を上回った。2013年度(1万102件)以来、11年ぶりに1万件を超えた。負債5000万円未満の倒産が2000年度以降で最多となるなど、中小零細規模の倒産が増加した。
負債総額は2兆2525億7200万円(前年比7.5%減)で、前年度から微減となったものの、3年連続で2兆円を超えた。
業種別にみると、全業種で前年度を上回った。『サービス業』(前年度2187件→2638件、20.6%増)が最も多く、2000年度以降で最多となった。『運輸業』は前年から2件増加の458件だった。
「ゼロゼロ(コロナ)融資後倒産」は680件判明し、初めて前年度を下回ったものの、「人手不足倒産」は350件判明し、2年連続で300件を超え、過去最多を更新した。また、「後継者難倒産」は507件判明し、前年度から減少も過去2番目の高水準となった。さらに、「物価高倒産」は925件判明し、過去最多を更新した。
地域別にみると、9地域中8地域で前年度を上回った。また、『北海道』を除く8地域が過去10年で最多となった。最も件数が多かったのは、『関東』(前年度3204件→3470件、8.3%増)。
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