西濃運輸が岡山に大型物流拠点、2支店統合移転へ

（出所：西濃運輸）

ロジスティクス西濃運輸は8日、岡山市北区に新たな大規模物流拠点を建設すると発表した。既存の岡山支店と倉敷営業所をこの新拠点に統合・移転する計画だ。特積み輸送の効率化とロジスティクス事業の成長が狙い。2日に地鎮祭を行い、2026年10月末の完成を目指す。

新拠点の敷地面積は6万390平方メートル、延床面積は3万6096平方メートル。鉄筋コンクリート造と鉄骨造を組み合わせた4階建て。1階には、トラック77台が同時接車可能な両面トラックターミナル（バース長155.7メートル）を設け、特積み輸送の拠点とする。2階から4階は総面積1万7875平方メートルの物流倉庫とし、2階には倉庫用バースも設置。トラック34台が同時に接車できる。輸送機能と保管・流通加工機能を一体化させ、効率的な輸送と幅広い物流サービスの提供を実現する。洗車場、給油所、点検整備場も併設するという。

建設地は、山陽自動車道・早島インターチェンジ（IC）から3.3キロの立地で、既存の岡山支店と倉敷営業所の中間地点に位置する。関西・中国・四国・九州方面へのアクセスに優れ、セイノーグループの物流ネットワークでの重要拠点としての役割を担う。新拠点には岡山支店と倉敷営業所の機能を集約するほか、グループ会社のセイノースーパーエクスプレスも入居し、輸送連携を強化する。これにより、拠点間の横持ち輸送を解消。CO2排出量を削減し、環境負荷を軽減する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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