拠点・施設シーアールイー(東京都港区)は10日、同社の連結子会社CRE Asiaが出資するCella Managementの3号案件「Cella Emerald Logistik Warehouse」が西ジャワ州ボゴール県で完成したと発表した。
同施設は大規模な物流倉庫として設計され、敷地面積11万4000平方メートルを有し、賃貸可能面積は6万6000平方メートルの単層平屋建て構造となっている。物流機能を重視した設計で、床荷重は1平方メートルあたり4トンに対応し、天井から床までの有効高さは14メートルを確保。立地では、主要交通インフラのチマンギス-チビトゥン高速道路インターチェンジから4キロの好アクセスな場所に位置し、物流効率を最適化している。
タンジュン・プリオク港から48キロ、スカルノ・ハッタ国際空港から68キロに位置し、ジャカルタの主要な物流拠点へのアクセスが至便だ。この立地は、インドネシアの国内・国際物流網と接続が可能で、物流事業者にとって大きな強みだ。この立地特性と施設仕様への評価が高く、複数の多国籍企業や現地の大手企業が関心を寄せている。一部区画ですでに長期の賃貸借契約を締結している。
シーアールイーの亀山忠秀社長は「インドネシアの持続的な経済成長と急速な都市化に伴い、高品質な物流施設への需要が高まっている。当社はこの市場のニーズに積極的に応えていく方針だ。特に、EC(電子商取引)の発展による物流効率化の要請に対し、最新の設備と戦略的な立地を最大限に活用して貢献していきたい」とコメントした。同社は日本国内で198万坪の不動産を管理・運営してきた実績があり、この専門知識と経験を生かし、ASEAN地域での事業展開を推進している。現在、シンガポール、タイ、ベトナムにも展開しており、東南アジア全体の物流インフラ整備に注力している。
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