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名阪真空工業、在庫管理DXで年3000時間削減

2025年4月14日 (月)

調査・データネクスタ(大阪市北区)は14日、プラスチックやガラスの表面処理加工を手がける名阪真空工業(大阪府河南町)がネクスタの生産管理クラウドシステム「SmartF」(スマートエフ)を導入した結果、在庫管理業務での年間工数を計3000時間以上削減したと発表した。従来の紙とエクセルを併用した管理体制から脱却し、リアルタイムな在庫把握と誤入力の防止を実現した。

SmartFは、ハンディーターミナルとQRコードによって在庫数や期限、ロケーションなどを即時に記録し、棚卸し業務もスキャンで完結させるシステムである。これにより、棚卸しにかかっていた工数は100時間減り、倉庫から製造エリアへの在庫移動に要していた作業時間も年間360時間削減された。導入により、人的ミスの削減や品質管理体制の強化も進んだ。

この取り組みは、経済産業省とNEDOが提示する「スマートマニュファクチャリング構築ガイドライン」内の変革課題マップ「サプライチェーン上の主要な在庫が見える仕組み」などにも合致し、サプライチェーンの強靱化に貢献する事例として位置付けられる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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