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フェアウェイS、在庫適正化で労働時間570時間削減

2025年1月15日 (水)

調査・データフェアウェイソリューションズ(東京都千代田区)は15日、和洋菓子などの製造・販売を手がける菓子メーカー中島大祥堂(大阪府八尾市)に、同社の「需給調整・在庫適正化ソリューション Φ-Pilot series(ファイパイロットシリーズ)」を導入した事例を紹介した。

中島大祥堂では20年近く人の経験と勘に頼る業務スタイルが続いており、作業時間がかなり掛かっていた。また、在庫の最適化ができておらず賞味期限切れロスとその反動である欠品の両方が発生。担当者は工場や倉庫との調整に時間を取られ、本来の業務に集中できない状況だったという。

中島大祥堂は同ソリューションを導入することにより、需給調整業務の標準化と適正化を進め、PSI(生産・販売・在庫)情報の一元化、需要予測計算を活用した生産依頼量の自動計算、さらに製品・中間品在庫の異常監視機能を実現。これにより、業務プロセスの効率化、関連部署間の情報共有と連携強化、在庫管理の最適化を達成し、エクセル業務をΦ-Pilotに置き換えたことで年間570時間の労働時間削減に成功した。また、在庫異常アラートによる事前察知ができるようになり、賞味期限切れロスは例年の40%、欠品率は前年比60%削減された。さらにリアルタイム情報共有で、工場の急な計画変更が20%減少した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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