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コメの7月民間在庫は91万t、小売向け価格は低下

2025年9月8日 (月)

調査・データ農林水産省が8月29日に発表した7月末時点のコメの民間在庫は91万トンで、前年同月比で9万トン多かった。政府備蓄米の放出でことし5月に前年同月比を上回って以来、3か月連続で前年同月を上回った。また、小売事業者向けの販売価格は前年同月比158.8%で、前月に比べ13.0ポイント下がった。

同省は全国農業協同組合連合会(JA全農)などの集荷業者や卸売業者を対象に、各事業者が保有する毎月末時点の在庫や集荷、販売状況をとりまとめている。

同省によると、民間在庫の内訳は、出荷段階が59万トンで同1万トン増、販売段階は32万トンで同8万トン増となった。この数量には政府が売り渡した備蓄米の数量5万3000トンを含んでおり、これを除くと、出荷・販売段階の合計は86万トンで、同4万トン増となる。

また、7月末現在の2024年度産米の出荷業者の全国の集荷数量は243万2000トンで、前年同月比で14万1000トン減少した。契約数量は245万7000トンで、同7万9000トン減、販売数量は194万トンで14万2000トンの減となった。

これらの量には、いずれも売り渡した政府備蓄米(集荷数量14万トン、販売数量13万9000トン)を含んでおり、これらを除くと、集荷数量は229万2000トンで同28万1000トン減、販売数量は180万1000トンで同28万1000トン減となる。

精米の販売数量と販売価格の動向については、販売数量が前年同月比で6.4%減少した。このうち、小売事業者向けは6.1%減、中食・外食事業者向けは6.64%だった。中食・外食事業者向けの販売価格は同175.7%となっている。

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