
▲新型水素燃料電池トラック「XCIENT Fuel Cell」(出所:現代自動車)
サービス・商品現代自動車(韓国)は4月28日、米カリフォルニア州アナハイムで開催中のACTエキスポ2025において、新型の水素燃料電池トラック「XCIENT Fuel Cell」を発表した。北米市場向けに設計された同モデルは、世界初の量産型水素燃料電池大型トラックとして、同社の北米水素ビジネス拡大への継続的な戦略を示すものである。
新型XCIENTは180キロワットの水素燃料電池システムを搭載し、2つの90キロワットスタックと72キロワット時のバッテリーパックによって信頼性の高いエネルギー生成を実現。350キロワットの電動モーターを採用し、最大トルク2237ニュートンメートルを発揮する。最適条件下での走行距離は最大450マイル(724キロ)で、計68キロの水素を貯蔵できる10個の水素タンクを備える。
北米仕様のクラス8トラクターバリアントを含む総重量は最大8万2000ポンド(37トン)、重量物輸送にも適している。また、安全性と運転疲労軽減のための包括的な先進運転支援システムを搭載。前方衝突回避支援、車線逸脱警報、スマートクルーズコントロールなどの機能が含まれる。
20年に発売されたXCIENT Fuel Cellは現在13か国に展開され、スイスでは1300万キロ以上の走行実績を持つ。北米モデルは21年から多様な気候条件下でのテストを重ね、港湾輸送や中距離物流などの顧客ニーズに対応できるよう改良されてきた。
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