調査・データ日本生活協同組合連合会(コープ、東京都渋谷区)は8日、「お米についてのアンケート調査」の結果について発表した。価格上昇などの背景から、全国の組合員を対象に緊急でウェブアンケートを実施し、6342件の回答を得た。
各家庭でコメを食べる頻度を尋ねたところ、「1日に2回程度」(52.7%)と回答した割合が最多だった。続いて「1日に1回程度」(25.2%)、「1日に3回以上」(17.4%)という結果となり、全体の95.2%が1日に1回以上コメを食べていることがわかった。前回にアンケート調査を行った24年10月と比較すると、「1日に2回程度」は1.2%増加、「1日に3回以上」は1.2%減少しており、1日にコメを食べる頻度は前回調査時よりもやや減少した。
直近の6か月において、コメの価格上昇にともない、コメを食べる頻度が変化したかを尋ねたところ、「変わらない(80%)」が最多。次いで「減少した」(16.9%)、「増加した」(2.3%)となった。「変わらない」と回答した理由については「コメが好きだから」「主食だから」「値上しているがほかの食品も同様だと思うから」などが挙げられ、「減少した」と回答した理由については「高価だから」が最多だった。
コメの代わりによく食べるようになったものがあるかを尋ねたところ、「特にない・今までと変わらない」(82.8%)が最多。「コメの代わりによく食べるようになったものがある」(17.2%)との回答のうち、具体的な品目について自由回答で尋ねたところ、「パン(426件)」、「麺(311件)」、「うどん(340件)」などが挙がった。
コメを買うときに重視することについて尋ねたところ、「国産米である」(77.8%)、「銘柄」(40.5%)、「量」(34.3%)、「産地」(33.6%)が上位を占めた一方、24年10月調査と比較すると、「銘柄」は8%、「産地」は9.5%減少した。特に「味の好み」(26.5%)は12.3%の大幅減少となり、「価格が安い」(33.1%)は1.8%増加した。コメの価格上昇が続いた場合に重視しなくなることについては「銘柄」(30.4%)、「産地」(19%)となり、価格高騰の影響によって価格以外で重視すること・こだわることが減少した結果となった。
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