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LINEヤフー、越境ECビーノスへのTOBが成立

2025年5月9日 (金)

M&ALINEヤフーは8日、越境EC(電子商取引)大手のBEENOS(ビーノス、東京都品川区)に対する株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。今後LINEヤフーはビーノスの全株式を取得して子会社化し、ビーノスは上場廃止となる。子会社後の経営体制については、LINEヤフー側から取締役の派遣や社員の出向を想定しているものの、現在の経営体制を尊重しつつ協議するとしている。

買い付け価格は1株4000円で、買い付け予定の下限が887万6800株だったのに対し、7日の期限までに1344万4343株の応募があった。14日から決済を開始する。

LINEヤフーは昨年12月、ビーノス株のTOBを発表。ビーノス側もTOBへの賛同を表明していた。

ビーノスはEC関連事業の企画・開発・運用会社として1999年に設立。海外にも積極的に事業を展開し、グループ会社とともに、日本語が読めない海外ユーザーも日本の商品を購入できるようにする購入サポートサービス「Buyee」(バイイー)や海外発送の代行サービス「転送コム」などを展開している。

LINEヤフーは昨年9月、ビーノスに対し事業連携の強化について協議を打診したところ、同社側から別の企業と子会社化の協議を行っているとの説明を受け、買収の意向があることを伝えた。ビーノスは両社からの提案を比較し、LINEヤフーの提案に合意した。

両社は今後、個人や法人の出品者に対し、海外需要が高い商品の出品を促すことが可能になり、同社の購入サポートサービスなどの重要増にもつながるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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