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東部ネットワーク、25年3月期は最終利益33.9%増

2025年5月14日 (水)

財務・人事東部ネットワークは14日、2025年3月期の連結決算を発表した。売上高は前期比0.6%増の103億7000万円となったものの、営業利益は同40.8%減の1億8600万円、最終利益は前期比33.9%増の1億500万円となった。

セグメント別では、主力の貨物自動車運送事業の売上高は前期比0.8%増の94億7200万円、セグメント利益は同32.3%減の1億7087万円。飲料輸送およびそのほかの一般貨物輸送については、2024年問題の労働力不足を背景に各荷主による物流合理化対策が予想以上に進みオーダー量が減少したことに加え、各輸送協力会社においては収益性を優先する流れの中で輸送車両の確保に。特殊貨物輸送につきましては、子会社である東北三光と魚津運輸の業績は安定的に推移しており、また当期から当社グループに加わりましたテーエス運輸は収益改革が進むとともに産業用ガス輸送の拡大に大きく寄与した。3PLは、年間を通してほぼ満床状態で稼働しており、安定的に推移。トランスポートサービス(配車サービス)は、北陸コカ・コーラとの連携強化による業務拡大が寄与し増収となったが、ほかの荷主のオーダーが減少したことで、収益に影響を及ぼした。

同社は貨物自動車運送業界において厳しい経営環境が続いていると説明。物価高における人件費や燃料費などのコスト全般が上昇する中、運賃の上昇が原価上昇分に追いついておらず、営業利益の減少につながった。

当期から新たにテーエス運輸を連結子会社に加え、産業用ガス輸送事業を強化。今後は特殊貨物輸送などの参入障壁の高い物流へのシフトを加速させる方針を打ち出している。

2026年3月期の連結業績予想については、売上高は前期比8.4%増の112億4300万円、営業利益は同2倍の3億8400万円、最終利益は同2.8倍の2億9800万円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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