財務・人事明海グループは15日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比3.9%増の675億4400万円、営業利益は同3.4%減の110億1400万円、最終利益は45.8%減の28億1200万円と増収減益だった。
外航海運業セグメントの売上高は3.3%増の575億5600万円、セグメント利益は0.5%減の106億2900万円だった。大型タンカーは年後半は特に中国向け輸送需要の減少により下落した。石油製品船傭船においても年後半は下落基調となったものの、スエズ運河や紅海の通峡回避がトンマイルの伸長に寄与した。LNG船は世界的なLNG生産プロジェクトの遅延が船腹の供給過剰を引き起こし市況が低迷した。バルカー傭船は中小船型がパナマ運河の通峡制限や穀物を中心とした荷動きの増加により安定した水準で推移した。自動車船傭船は、自動車生産量と荷動きの増加に伴う旺盛な船腹需要をカバーしきれない状況が続き高水準で推移。コンテナ船傭船はパナマ運河の通峡制限やスエズ運河および紅海航行の回避による輸送ルートの変更が需給を引き締め前年度を上回った。
26年3月期の通期予想は、売上高は15.3%減の572億円、営業利益は72.8%減の30億円、最終利益は56.5%増の44億円とした。
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